〒105-7117
東京都港区東新橋1-5-2 汐留シティセンター
お問い合わせ先
社会・環境本部 CSR・広報部 TEL 03-6253-2100 FAX 03-6253-4245 http://jp.mitsuichem.com
石 油 系 溶 剤 の 揮 発 性 有 機 化 合 物 (VOC)を含まない、100%植物油(大
古紙のリサイクルに取り組むオフィス町 内会と、森林の再生に取り組む岩手県岩 泉町との連携により実現した「森の町内 会—間伐に寄与した紙—」を本文P3〜 34に使用しています。
本報告書は、環境に配慮した制作・印刷方法を採用しています。
適切に管理された森林で生産された木 材を原料に含む「FSC認証紙」を使用し ています。
有害廃液を出さない「水なし印刷」方式 で印刷しています。
C S R
報告書
2009
編集後記
2008年同様ワーキンググループを編成し、ス テークホルダーの皆様からいただいたご意見を参 考に、報告内容の充実と、冊子とWebサイトそれ ぞれの特性を活かしたより読みやすい報告書を目 指しました。
本報告書には、三井化学グループの主なCSR 活動を掲載しております。さらに詳細は、Webサ イトをご覧ください。
本報告書を通して、ステークホルダーの皆様と の対話を広げることができれば幸いです。
ホームページ
http://jp.mitsuichem.com
CSR Webサイト http://jp.mitsuichem.com/csr
CSR(環境・社会)報告>>GRIガイドライン対比リスト
CSR(環境・社会)報告>>CSRナビ
http://jp.mitsuichem.com/csr/navi/index.htm
CSR報告書2009について
報告書の対象範囲 編集方針
対象期間
データの集計範囲
参考にしたガイドライン
発行時期
冊子について
Webサイトについて
冊子とWebサイトの特性を活かして、
三井化学グループのCSR活動をご報告します。
本報告書は、ステークホルダーの皆様との対話を図るために、CSRの3つの側面(経済・環境・社会)のうち、主に環境および社会 に関する三井化学グループの取り組みを紹介しています(経済側面はアニュアルレポートをご覧ください)。
冊子とWebサイトの特性を活かし、冊子には主な取り組みをダイジェストとして報告、Webサイトではより詳細な内容やデータ 類、その他関連情報を網羅的に報告しています。Webサイトも合わせてご覧ください。
2008年度(2008年4月1日から2009年3 月31日まで。ただし、一部データについては 2009年4月以降の活動も含んでいます)。 三井化学を基本とし、関係会社を含む場合 は本文に記載しました。
表紙について
夢の詰まった“化学の箱”を開けると、 三井化学の世界が飛び出すイメージ を描いています。暮らしを支える三井 化学や、どこまでも広がる化学の世 界、夢いっぱいの未来をやさしく表現 しました。
本冊子は、報告ページを「社会とのかかわり」「環境とのかかわり」 「CSRを支える仕組み」の3部構成とし、当社グループにおける
主なCSR活動をダイジェストで掲載しています。また「特集」で は、三井化学が「化学・革新・夢」の実現にどのようにアプローチ をしているのか、その取り組みを読みやすく紹介しています。
Webサイトでは、当社グループのCSR活動について、幅広くご 報告するとともに、冊子の内容に関連した情報やデータ類など を掲載し、網羅性を重視した構成としています。冊子との連動 内容も含めたWebサイトの掲載内容については、Webサイト内 「CSRナビ」をご覧ください。
グローバル・レポーティング・イニシアティブ(GRI) 「サステナビリティ・レポーティング・ガイドライン2006」
環境省「環境報告ガイドライン2007年版」 環境省「環境会計ガイドライン2005年版」
2009年7月(次回予定:2010年7月)
P20 〜 32に掲載の「2008年度の実績と評価」の自己評価基準は下記の通りです。
達成率 ○:95%以上 △:70%以上95%未満
×
:70%未満CONTENTS
CSR報告書2009について … ………2
編集方針/報告書の対象範囲/参考にしたガイドライン/発行時期/冊子について/ Webサイトについて
CONTENTS(目次) … ………
3
トップメッセージ… ………4
トップメッセージ/国連グローバル・コンパクトを支持しています三井化学グループは、こんな素材・製品を提供しています… ……
6
さらなる成長を目指して… ………8
グランドデザイン/ 2008年度中期経営計画(2008 〜 2011年)/ 3軸経営 三井化学グループのCSR… ………10
CSRで目指すもの/「いい会社」への推進体制/ステークホルダーと2008年度の主な取り組み/ CSRサポーター
地域に開かれた工場を目指して
… ………18
ステークホルダーとともに… ………
20
お客様とともに/取引先とともに/株主とともに/地域社会とともに/産学界とともに/従業員とともに
社会貢献活動 … ………
24
三井化学グループの社会貢献活動事業活動と環境負荷 … ………
25
環境影響の評価/環境会計環境負荷低減への取り組み………
26
地球温暖化防止への取り組み/化学物質の排出削減
資源の有効利用 … ………
28
産業廃棄物の削減/3Rの取り組み事故・災害防止への取り組み… ………
29
生産における事故・災害の防止/製品の安全な輸送コーポレート・ガバナンス … ………
30
コーポレート・ガバナンスの考え方リスク・コンプライアンスマネジメント … ………
31
リスク管理体制/コンプライアンス教育レスポンシブル・ケアマネジメント ………
32
RCマネジメントシステム三井化学グループの概要 … ………
33
会社概要/グローバル展開社内外の声を活かします ………
34
社外の皆様からのご意見/『CSR報告書2009』に取り入れた主な改善点『CSR報告書2009』への第三者意見 … ………
35
編集後記 … ………裏表紙環境とのかかわり
CSRを支える仕組み
社会とのかかわり
特集 化学
特集 革新
特集 夢
当社グループは、社会と企業双方の持続的発展を実 現すべく、2008年度より収益目標等の「経済軸」に加え て「環境軸」「社会軸」それぞれの目標を設定し、これら3 軸バランスの取れた経営を目指してきました。
環境軸目標に掲げた「GHG(温室効果ガス)削減」 「産業廃棄物削減」につきましては、各生産プロセスの
地道な見直しにより、2008年度目標を概ね達成いたし ました。
2008年秋からの世界的景気後退の中、三井化学グループ2008年度業績も 大きな影響を受けており、今後も厳しい経営環境が続くものと見込んでいます。 私をはじめ新たな経営陣にてこの難局に取り組むにあたり、
環境が激変する今こそ、ぶれることなく従来方針を堅持し、 地に足のついた活動を目指していきたいと考えます。
一方、社会軸目標である「労働災害度数率」について は、「世界最高の労働安全水準」を目指して労働災害の 撲滅に取り組んだものの、残念ながら達成には至りませ んでした。安全は「ものづくり」を業とする者の大前提で す。引き続きソフト・ハード両面から徹底的に取り組み のあり方を見直し、目標必達を目指します。
これら「環境軸」「社会軸」目標につきましては、環境が 激変する中においても、より長期的視点に立った継続的 な取り組みが肝要であると考えます。2009年4月、これ らの活動を一元的に企画推進し、より機能的に各部門 三井化学株式会社 代表取締役社長
ト ッ プ
メ ッ セ ー ジ
での活動を支援することを目的に「社会・環境本部」を設 置するなど、2007年に掲げた長期経営目標を継承、堅 持していく所存です。
CSRという観点から、雇用の確保といった基本的な 社会的責任を安定的に果たして行くためにも、経済軸 での建て直しは大きな課題です。
しかし、このようなときこそ、改めて原点に立ち返り、 「社会・お客様が求めるものは何か」を謙虚に探求する
姿勢が求められています。「社会・お客様視点」に立っ て、あらゆる活動のひたむきなレベルアップを積み重ね ること。それがCSRの目指す「社会と企業の持続的発 展」につながっていると考えます。
化学企業として自らが持つ技術、人材、組織の「特 性・強み」を活かし、その「本領」を発揮してこそ、社会の 持続的発展に貢献し続けることができると考えます。決 して受身のみに陥ることなく、変化する社会に対する感 受性を高め、次代の社会ニーズを先取りする。「三井化 学らしさ」を発揮しながら常に新しい価値を社会に提供 し続ける。そういった取り組みにより「社会から信頼さ
れる企業グループ」を目指したいと思います。
とりわけ、触媒技術を活かしたCO2固定化による化 学製品合成(参照:P14特集「革新」)や、バイオ合成技 術による非可食原料の活用拡大など、環境問題の抜本 的解決につながる技術革新に全力で取り組み、当社の 蓄積してきた多様な技術を社会課題解決に活かしてい きます。
社会の皆様の「期待」を知ることなく、「信頼」を勝ち 取ることはできません。社会とのコミュニケーションを 担うのは、社会との接点を大切にし、「社会とお客様」に しっかりと向き合い、ともに考え、積極的に行動する社 員一人ひとりです。私自身、当社の一員として自ら最前 線に立ち「社会とお客様」の声を直にいただけるよう力 を尽くす所存です。
このたび発行いたします「CSR報告書2009」につき ましても、より広い社会の皆様との対話を実現し深め るべく構成を大幅に改めました。冊子の構成刷新によ る読みやすさの追求と、Webサイトとの連携強化によ る情報量の充実を図り、「社会との双方向コミュニケー ションツール」としての機能強化を目指しています。 ぜひご一読の上、忌憚のないご意見をお寄せいただ ければ幸甚です。
( 人 権 )
(労働基準)
( 環 境 )
(腐敗防止) 企業は、
原則1 国際的に宣言されている人権の保護を支持、尊重し、 原則2 自らが人権侵害に加担しないよう確保すべきである。 企業は、
原則3 組合結成の自由と団体交渉の権利の実効的な承認を支持し、 原則4 あらゆる形態の強制労働の撤廃を支持し、
原則5 児童労働の実効的な廃止を支持し、
原則6 雇用と職業における差別の撤廃を支持すべきである。 企業は、
原則7 環境上の課題に対する予防原則的アプローチを支持し、 原則8 環境に関するより大きな責任を率先して引き受け、 原則9 環境に優しい技術の開発と普及を奨励すべきである。 企業は、
原則10 強要と贈収賄を含むあらゆる形態の腐敗の防止に取り組むべきである。 グローバル・コンパクト10原則
当社は、2008年1月に国連グローバル・コン パクトに署名しました。これは、責任ある企業市 民としてグローバルな課題を解決していこうと いう趣旨に賛同したためで
す。今後ともグローバル・ コンパクトの10原則を支 持し、人権や環境などへ いっそう配慮するよう取り 組んでいきます。
>> 環境配慮型製品
CSR(環境・社会)報告▶環境とのかかわり▶事業活動と環境負荷 関連情報
2009 Webサイト パソコン
★■アーレンⓇ (鉛フリーはんだ対応の 高耐熱性樹脂) ■三フッ化窒素 (半導体・液晶製造装置用 クリーニング剤)
CD、DVD
■ビスフェノールA (透明性の高いポリカーボ
ネート樹脂の原料)
HDD用サスペンション
■ネオフレックスⓇ (フレキシブル基材) DVDドライブ
■アペルⓇ (ピックアップレンズ用
樹脂)
紙おむつ
■シンテックスⓇ
■エスポアールⓇ
食品包装 フィルム
■TPXⓇ
(耐熱性の高いラップ フィルム)
■ハイラップⓇ
食品包装
★■アドマーⓇ (性質の異なる樹脂を 接着させる接着剤) ■タケネートⓇ (性質の異なる樹脂を接着 させるウレタン系接着剤) ★■タケラックⓇ (性質の異なる樹脂を接着 させるウレタン系接着剤) ★■ケミパールⓇ (異なる材質からなるシー トを接着させる接着剤) PETボトル
■三井PET
★■プライムポリプロⓇ 医薬品
■タウリン フラットパネル
ディスプレイ ■ノティオⓇ (保護フィルム)
■プライムポリプロⓇ (コンデンサー用フィルム)
液晶
■LC-ストラクトボンドⓇ (シール材)
デジタルカメラ
■プラパックスⓇ (イメージセンサー用
プラスチックパッケージ)
携帯電話
■ネオフレックスⓇ
(フレキシブルプリント基板用材料)
■プラパックスⓇ
(耐湿性、寸法精度に優れたフレキシ ブルプリント基板用材料)
■アペルⓇ
(小型で高精彩なカメラレンズ材料)
■オピュランⓇ
(プリント基板用離型フィルム)
新聞紙、段ボール
■アクリルアマイド (紙力増強剤原料)
■ホープロンⓇ (紙力増強剤)
■ボンロンⓇ (紙加工用樹脂)
冷蔵庫用断熱材
■コスモネートⓇ
■アクトコールⓇ
ティーバッグ
■SWPⓇ (ヒートシールタイプの
ティーバッグ)
衣類
■高純度テレフタル酸
■エチレングリコール (ポリエステル繊維原料)
洗剤容器、 食品包装
■ハイゼックスⓇ
■ウルトゼックスⓇ ★■エボリューⓇ ★■プライムポリプロⓇ
■ミラソンⓇ スポーツシューズ
★■タフマーⓇ (ミッドソール) プリンター
■三井EPT (プリンターの給紙、
排紙ロールに使用)
■タケネートⓇ (ロール、ブレーキ注型
用ウレタン樹脂)
■ハイプレンⓇ (ロール、ブレーキ注型
用ウレタン樹脂)
■ハイワックス (トナー用添加剤) リチウム電池用電解液
■ミレットⓇ
(携帯電話・パソコン・デジタルカメラ に使用)
★■モノシラン (シリコン膜原料) ■ビスフェノールA (耐衝撃性、耐候性の高い ポリカーボネート樹脂の原料)
■FTRⓇ (トナー用添加剤) ★■アルマテックスⓇ (トナー用バインダー樹脂) ★■オーラムⓇ (軸受)
給水給湯管
■エルメックスⓇ ガスパイプ
■三井PEガス導管 システム
ギアオイル
★■ルーカントⓇ レゾネータ 吸気ダクト
■三井EPT
★■プライムポリプロⓇ
ヘッドランプレンズ用樹脂
■ビスフェノールA
(透明性の高いポリカーボネート樹脂の原料) 不凍液
■エチレングリコール バンパー
★■プライムポリプロⓇ ★■タフマーⓇ
バッテリーセパレーター
■ハイゼックスミリオンⓇ (耐薬品性、高強度を
活かして使用)
シート
■コスモネートⓇ
■アクトコールⓇ
■タフネルⓇ ★■アクトフレックスⓇ
■ユニストールⓇ
(樹脂を塗装するためのプライマー)
■ 機能材料
■ 先端化学品 ■ 基礎化学品
★ 環境保全に貢献する製品
防蟻・防疫用 薬剤
★■ミケブロックⓇ
■ベルミトールⓇ
■レナトップⓇ
三井化学グループは、
こんな素材・製品を提供しています
マッドガード
★■ミラストマーⓇ 排ガス・NOX低減剤 ★■アドブルーⓇ(高品位尿素水)
(*アドブルー®は、ドイツ自動車工業会の登録商標です) タイヤ接着剤
■レゾルシン 塗装
★■アルマテックスⓇ 燃料タンク
■ハイゼックスⓇ ★■アドマーⓇ
(性質の異なる樹脂を接着させる接着剤) 後方監視カメラ
■プラパックスⓇ
(イメージセンサー用プラスチックパッケージ) グラスランチャンネル
★■ミラストマーⓇ ■リュブマーⓇ 輸液バッグ
■ウルトゼックスⓇ ■プライムポリプロⓇ
注射器
■プライムポリプロⓇ 医薬品 容器・ 包材
■アペルⓇ
■ユニストールⓇ
電線被覆
■ハイゼックスⓇ
■エボリューⓇ
■ノティオⓇ
ハイブリッドライス種子
■みつひかりⓇ2003、2005
消毒液
■メタ/パラクレゾール
マスク
■シンテックスⓇ
■テクノロートⓇ
義足
■ハイゼックスミリオンⓇ 眼鏡
■MRシリーズ (高屈折率プラスチック
眼鏡レンズ用材料)
医療用具
■PGAペレット (抜糸不要の縫合糸原料)
■歯科材料
ブレーキパッド用バインダー樹脂 シェルモールド用バインダー樹脂
★■ミレックスⓇ
三井化学独自の触媒技術、 ポリマー技術から生まれる 差別化機能を有する素材製 品です。さらに、加工技術を 融合することにより新しい機 能を持つ加工製品も生みだ されます。電子・情報・自動 車・産業材・ヘルスケア・生 活・環境分野などで幅広く 社会に貢献しています。
三井化学の精密合成技術・ バイオ技術により生まれる 機能製品です。医薬品原料 や高強度で加工しやすいメ ガネレンズ材料、および環 境にやさしく、そして農産物 の安定生産に寄与する殺虫 剤・殺菌剤などがあります。
石油と天然ガスを化学的に 処理した、私たちの暮らしの いろいろなところで役立っ ている様々な素材の原料で す。ポリエチレンやポリプロ ピレンおよびその原料、PET 樹脂およびその原料、フェ ノールおよびビスフェノー ルAなどがあります。
機能材料
先端化学品
基礎化学品
道路舗装
★■エコドレパイプ (雨水排出用パイプ)
消火配管
■エルメックスⓇ-SP 太陽電池
★■ソーラーエバⓇ (太陽電池封止材) ★■モノシラン (シリコン膜原料) ■タケネートⓇ (バックシート用 ウレタン系接着剤) ★■タケラックⓇ (バックシート用 ウレタン系接着剤) 農薬
★■トレボンⓇ ★■スタークルⓇ ★■アルバリンⓇ (*アルバリン®は、
アグロカネショウ(株) の登録商標です)
窓用透明樹脂原料
■ビスフェノールA (透明性・耐候性、耐衝撃性が
高いポリカーボネート樹脂の 原料)
★■コロマイトⓇ ★■ミルベノックⓇ
■タチガレンⓇ
■ネビジンⓇ
■クロールピクリン
肥料
グランドデザインとは、三井化学グループの経営の基本 骨格のことで、「経営ビジョン」「経営計画」「行動指針」で 構成されています。このグランドデザインに基づき、経済・ 環境・社会の3軸のバランスのとれた経営を実現し、持続 的に発展できる企業を目指します。
8〜10年で達成すべき長期経営目標(2015年近傍) は、「収益目標(経済軸)」、「環境目標(環境軸)」、「社会目 標(社会軸)」で構成されています。
収益目標では、営業利益は1,500億円以上、ROA(総 資産営業利益率)は10%以上を目指します。
環境目標では、GHG*(温室効果ガス)原単位指数と産 業廃棄物ミニマム化、非化石原料活用技術の開発に取り 組みます。
GHG原単位は、製品1tを生産する際に排出される 三井化学は、2007年10月に発足10周年を迎えました。
これを機に、次の10〜15年のさらなる成長を目指すための長期ビジョン「グランドデザイン」を策定し、 その長期経営目標を実現するために、2008年度を初年度とする4カ年の「中期経営計画」を策定しました。
さらなる成長を目指して
グランドデザイン
GHG量(t)です。当社では基準年度を1990年とし、どれだけGHG原単位が小さくなったかを表すGHG原単位指 数を指標として採用しています。
産業廃棄物ミニマム化の目標は、本体工場および国内 外連結子会社(生産拠点)で発生する産業廃棄物量のう ち、埋立処分量(最終処分)を1%以下まで削減すること を目指します。そのほか、石油代替として植物資源などで 化学製品をつくる「非化石原料活用技術の開発」を長期 経営目標に加えました。
社会目標では、世界最高の労働安全水準の達成を目指 します。
GHG原単位指数
=
現在のGHG原単位数×100 1990年度のGHG原単位■
三井化学グループのグランドデザイン(経営の基本骨格)行動指針 期経営計画(予 )
企業 グループ
理念
目指す 企業グループ
地球環境との調和の中で、材料・物質の 革新と創出を通して高品質の製品と サービスを顧客に提供し、もって広く社 会に貢献する。
中期経営計画 事業ポートフ リオ 長期経営目標(2015年近 )
・経済 ・環境 ・社会
経済
●営業利益:1,500億円以上
●ROA(総資産営業利益率):10%以上
環境
●GHG(温 室 効 果ガス)原 単 位 指 数:
1990年度比90以下(本体・国内連結 子会社)
●産業廃棄物埋立量:ミニマム化達成
(本体・国内外連結子会社生産拠点、産 業廃棄物埋立量/同発生量≦1%)
●非化石原料活用技術の開発
社会
●世界最高の労働安全水準
「化学」「革新」「夢」の三井化学 〜絶えず革新を追求し、化学のちから で夢をかたちにする企業グループ
* GHG:Greenhouse Gasの略。太陽からの熱を地球に閉じ込め、地表を暖め る働きがある温室効果ガス。京都議定書では、CO2、CH4、N2O、HFC、PFC、 SF6がGHGと定められた。
当社は、2008年度中期経営計画において、「経済」「環 境」「社会」の3軸経営の確立と革新的な新技術の創出に よる「新たな価値創造」に挑戦していきます。
2008年後半の世界金融危機による経済不況により、日 本経済は、円高などの金融動向の変動、需要の大幅な縮 小など輸出依存型経済の持続が困難となり、急速に景気 後退しています。当社では、中期経営計画で「経済」「環境」 「社会」の3軸経営の方針を掲げていますが、このような厳 しい事業環境を打開し、収益を回復するために、2009年 度は以下の重点課題に全力で取り組んでいきます。
2009年度の重点課題
経済軸●国内での勝ち残り・海外(特にアジア)での事業拡大
●機能材料分野の絞り込み・重点化と拡大
●景気変動の影響を受けにくい事業の強化・拡大
環境軸
●GHG(温室効果ガス)削減計画の達成とさらなる削減 計画の立案
社会軸
●グループ一体となった活動推進による労働災害撲滅
●グループ全体での遵守意識の徹底による法令・ルール 違反撲滅
2008年度中期経営計画
(2008〜2011年)3軸経営
■
3軸経営の進捗状況■
2008年度中期経営計画における 革新的な新技術開発の方向性経 済
環 境 社 会
安全性の高い 革新プロセス開発
●ノンホス ン法
イソシアネート
機能性ポリマーズ の 充 オレフィン類や アロマ類の 革新プロセス開発
化石原料活用技術
●植物由来ポリウレタン ●バイオオレフィン類
GHG削減技術
●CO2化学的固定化
革新的な 新技術
2008年度実績 2009年度計画 2011年度目標
経済軸
(収益目標)
●営業利益:△455億円 ●2009年下期に黒字回復 (赤字圧縮・早期黒字化)
●営業利益:1,300億円 ●ROA:7.5%
環境軸
(環境目標)
●GHG原単位指数の改善 ①省エネルギー対策による GHG削減量 4.9万t ②GHG原単位指数 95
●GHG原単位指数の改善 ①省エネルギー対策による GHG削減量 22万t以上 ②GHG原単位指数 ≦ 84
●GHG原単位指数:85以下 (エネルギー原単位指数:80以下) ●産業廃棄物埋立量:
国内全生産拠点 1%以下(ミニマム化) 海外連結子会社生産拠点 5%以下 ●その他:非化石原料活用技術開発 社会軸
(社会目標)
●労働災害度数率*: (休業)0.19
(休業+不休業+微傷)2.0
●労働災害度数率: (休業)0.15以下
(休業+不休業+微傷)1.8以下 ●法令・ルール遵守:違反ゼロ
●労働災害度数率: (休業)0.15以下
(休業+不休業+微傷)1.8以下
* 労働災害度数率:労働災害被災者数×100万時間/全従業員の合計労働時間
>> 経営計画(グランドデザイン) >> 中期経営計画 会社情報
関連情報
2009
Webサイト >> 目標と実績
私たち三井化学グループは、CSRの推進を通じて、社 会の皆様に信頼され、社員が誇りを持てる「いい会社」に していくことを日々目指しています。
この「いい会社」づくりに向け、2007年に経営の基本 骨格として「グランドデザイン」を策定し、「経済軸」「環境 軸」「社会軸」それぞれにおいて2015年近傍での到達目 標を設定し、各ステークホルダーの視点に立ってこれら3 軸のバランスよい経営を行ってきました。
これらの経営施策に加え、各部署が主体となって取り 組む「いい会社」づくりのための双方向コミュニケーショ ン活動「夢トーク」を2007年より継続しています。 このように、経営としての取り組みと各部署を主体とし た取り組みをCSR推進の両輪とすることで、「企業として の行動」と「実際に社会に接する社員としての行動」双方 を通じた「いい会社」の実現を目指しています。
CSR委員会(委員長:社長)は、当社グループのCSR 推進に関する方針、計画を討議、立案します。そのもとに、 レスポンシブル・ケア委員会、リスク・コンプライアンス委 員会、社会活動委員会の3つの個別委員会(委員長:担当 取締役)を置き、各ライン組織が立案・実行する活動を全 社的観点から補完し、最適化を図っています。
また、2009年4月に社会・環境本部を新設し、CSR・ 広報部(同本部事務局を兼ねる)をはじめ、安全・環境、 品質保証、総務、法務、人事・労制といった社会軸・環境 軸の活動にあたる部門を一元的に統括し、当社グループ 一体となった、より機能的なCSRの推進を目指していま す。
各事業所、支店、関係会社にはCSR担当部門を置き、 グループとしての連携を強めつつ、各拠点の特性を活か したCSR推進に取り組んでいます。
CSR推進を通じて、社会から信頼され、社員自身が誇りを持って生き生きと働ける、 そんな「いい会社」にしていくことが三井化学グループの目指すCSRです。
三井化学グループのCSR
CSRで目指すもの
「いい会社」への推進体制
■
ステークホルダーと2008年度の主な取り組み三井化学
グループ
◦2008年度中期 経営計画(➡P9) 投資家
株主 お客様取引先消費者
労働市場
従業員
近隣住民 近隣諸団体
NGO・NPO
地方自治体 関係省庁
国連 政府
三井グループ
化学業界 学界
経済界 産学界
P22
◦お客様からの苦情への 取り組み(➡P20) ◦資機材・間接材取引先への アンケート実施(➡P21)
◦「レーン教授先端材料 シンポジウム」開催 (➡P22)
◦「第4回 三井化学 触媒 科学国際シンポジウム (MICS2009)」開催 (➡P17、22) ◦株主との対話
(➡P21)
◦海外インターンシップ 生の受け入れ (➡P22) ◦社員の健康づくり (➡P23)
◦ ふしぎ探検隊(➡P16) ◦ 地域意見交換会(➡P18) ◦養護施設を訪問(シンガポール) (➡P21)
◦3軸経営(➡P9)
◦太陽電池部材の普及(➡P12) ◦CO2を原料とするメタノール製造技術
(➡P14)
◦地球温暖化防止への取り組み
(➡P26)
◦3Rの取り組み(➡P28)
◦厚生労働省「仕事と生活の調和推進 プロジェクト」参画(➡P23) 従業員・労働市場
P22 〜 23
お客様・取引先
P20 〜 21
政府・行政 地域社会
P21
株主・投資家
P21
地球環境
P25 〜 29
CSR推進の基盤となる「夢トーク」で取り組む「双方向 コミュニケーション」とは、各部署のライン長・部下間、そ して同僚間の“タテヨコ”それぞれが忌憚なく議論を交わ すことです。この“タテヨコ”のコミュニケーションを円滑 に実現するために、当社グループ各職場にて合計400名 以上の「CSRサポーター」が選出されています。
CSRサポーターは一般社員層から選出され、「伝達・ 指示」に偏りがちな組織内のコミュニケーションを「双方 向」化し、各部門の取
り組みを「共感・納得」 に基づいた機 動 的、 主体的なものに変え るため、コミュニケー ションリーダーとして 活躍しています。
CSRサポーター
CSR研修
■
CSRの目指す「いい会社」への取り組み体制■
CSR推進体制各職場を主体にした活動
「いい職場」を目指した 方向コ ュ ケーション活動 (「夢トーク」CSRサポーター)
「いい会社」 社会が期待する
環境への取り組み
環境軸
社会の求 る 価値提供
経済軸
社会基 、社会発展に 資する諸活動
社会軸
コンプライアンス リスク管理 内部統制
社 長
CSR 員会 経営会議
CSR・ 広報部
レ
ス
ポ
ン
シ
ブ
ル
・ケ
ア
委
員
会
リ
ス
ク・
コ
ン
プ
ラ
イ
ア
ン
ス
委
員
会
社
会
活
動
委
員
会
本社各部(CSR・広報部)
工場(総務部CSRグループ)
研究所(総務グループ CSRチーム)
支侂(総務部)
関係会社(CSR窓 )
C
S
R
サ
ポ
ー
タ
ー
三井化学グループ行動指針の3つの柱
私たち、三井化学グループの役員、社員一人ひと りは、ステークホルダーへの貢献を通じて社会と 企業の持続的発展を実現するため、「誠実に行動」します
「人と社会を大切に」します
「夢のあるものづくり」を目指します
>> ステークホルダーとのかかわり >> 行動指針ディスカッション「夢トーク」 >> 三井化学グループ行動指針 CSR(環境・社会)報告▶三井化学グループのCSR
関連情報
0 5,000 10,000 15,000 20,000
(出力容量 /MW)
0
5000
10000
15000
20000
25000
(年)2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012
23,100
17,800
13,300
6,600
5,500
2,400
1,600
太陽電池の普及を支える
高シェアの関連部材
太陽電池は、結晶シリコンを主原料とする「結晶系」が 現在主流ですが、太陽電池による発電コスト低減のため、 近年メーカー各社は、各種「薄膜系」の性能向上にしのぎ を削っています。三井化学の太陽電池用部材は、結晶系、 薄膜系のどちらにも対応できる研究開発体制が取られて います。
クリーンエネルギーの代表格である太陽光発電。2008 年の洞爺湖サミットでは福田総理(当時)が、日本における 太陽光発電の導入量を2020年に現状の10倍、2030年 には40倍に引き上げる目標を明らかにしました。アメリカで もオバマ大統領が主導する「グリーンニューディール」のひ とつとして、太陽光発電への取り組みが強化されています。 太陽光発電の要となるのが太陽電池。三井化学は、太 陽電池に欠かせない各種の部材開発を通じてクリーンエ ネルギーの普及に務めています。
三井化学には、「化学・革新・夢」という3つの大きな目標があります。
化学の力で世の中の役に立ち、新たな革新的技術を創造し、そして大きな夢を実現することです。
今、三井化学は、「化学・革新・夢」の実現にどのようなアプローチをしているのか。
その取り組みの一端をご紹介します。
三井化学が提供している太陽電池用部材は多岐にわ たります。まず、子会社の三井化学ファブロが提供してい る太陽電池封止材「ソーラーエバR」。太陽光を電気エネ ルギーに変換するセルと、表面ガラスやバックシートの間 に挟み込まれるもので、接着性や透明性、さらにセルの割 れを防ぐための柔軟性が求められます。
ソーラーエバRの生産量は年間9,000tで、世界でトッ プクラスの30%のシェアを持っています。2009年には、 生産量を2万 t に増やし、この分野におけるグローバル リーダーの地位強化を図るとともに、クリーンエネルギー の普及に応える体制を整えました。
薄膜セルの製造工程で使われる「モノシランガス」や 「NF3(装置のクリーニング用ガス)」などの特殊ガスでも 独自の存在感を示しています。基盤表面にモノシランガ スを当ててシリコンの薄膜を形成する蒸着法では、ポリシ リコンをスライスしてシリコン基盤をつくるのに比べ、使 うシリコンの量を100分の1に減らすことができます。特 殊ガスは、省資源効果が非常に大きいのです。
三井化学では2008年9月、モノシランガスをよりいっ そう効率的に製造するために、半導体向けポリシリコンを
■ 太陽電池の市場予想
化学
特 集
始めとする豊富なシリコン原料系製品の製造技術を有す る(株)トクヤマと、モノシランガス製造の新プロセスの共 同開発に合意しました。2012年をめどに共同生産を始 める計画です。
太陽電池向け部材ではこのほかにも、三井化学ポリウ レタンがバックシート用の接着剤である「タケラックR」「タ ケネートR」(約80%の国内シェア)、三井化学が太陽電 池パネルへの水の侵入を防ぐガスケット用部材として「三 井EPT」「ミラストマーR」などを提供しています。
太陽電池の“総合司令部”
S&C開発室も始動
太陽電池には、20年と いう長い耐久性能が求め られています。そのため、 使われる部 材にも長 期 的に安定した品質が求め られます。三井化学の各 種の製品は、例えばソー ラーエバRがすでに25年 の実績を持っているよう に、かねてから積み重ね てきた技術の蓄積があり、 メーカーやユーザーから
強い信頼を得てきま した。
従来、それぞれの 部材は、各事業部や 子会社が独自に製造 と販売を担ってきま した。それは今後も
変わらないものの、三井化学グループ全体として太陽電 池を核にした環境対応製品の普及を進める必要があると 考え、2008年8月に「ソーラー &セル部材開発室」を設 置しました。いわば三井化学グループの太陽電池部材関 連事業の“総合司令部”となる部署です。現在、各事業部 の兼務者も含め、総勢約20名のスタッフがいます。 開発室の準備段階から関わってきた寺内知哉主席部 員は、「太陽電池は、環境への貢献度も高く、成長性も見 込まれる分野なので、多くの競合企業が続々と進出して います。その中で、三井化学グループがどのような存在感 を発揮できるかについて、全体の戦略の策定を急いでい ます」と語ります。進行中の中期経営計画では、三井化学 グループの太陽電池関連売上高を2008年の80億円か ら、2011年には200億円に増やすことを目指しています。 寺内は「太陽電池用部材の開発は、子どもたちに輝く未 来を残せる仕事であり、やりがいを感じています。さらに 風力などクリーンエネルギー全般の情報を集め、取り組み を広げていきたいと考えています」と意気込んでいます。 機能材料事業本部
企画開発部
ソーラー &セル部材開発室 主席部員
寺内 知哉
■ 三井化学の太陽電池材料
ガスケット樹脂 ラストマー
太陽電池 止材 ソーラー バ 25年以上の販売実績
世界シェアNo.1
国内シェアNo.1
ガラス ガラス
太陽光 太陽光
結晶 太陽電池 薄 太陽電池
バックシート用接着剤
2009年5月23日。三井化学大阪工場の実証試験プラントで、世界初となる工場の 排気ガスに含まれるCO2(二酸化炭素)を原料としたメタノールが合成されました。メ タノールは各種の化学製品の原料となる物質。それをCO2から合成(固定化)できれ ば、結果的に化石資源に頼らず、環境を破壊するCO2のリサイクルが可能になります。 革新的な新技術の創出により、新たな価値の創造に挑む三井化学は、「CO2固定化技 術」によってCO2問題に新たな回答を示しました。
化学的CO2固定化
メタノール合成
CO2分絲・偀
水素調達
● 実用化技術を導入
● 購入または余剰水素の活用を前提
● 革新的な水素製造技術開発にも着手 (大学との共同研究)
● RITEプロジェクトでの 開発触媒をベースに、 実ガス系 & 工業化可能な メタノール合成プロセスを 自社開発
革新
特 集 大阪工場のメタノール合成試験プラント
CO
2
のリサイクルを
可能にした先進の触媒技術
現 在、世 界では年 間 約 4,000万tのメタノールが生 産されていますが、そのほと んどは「CO(一酸化炭素)と 水素」からつくられています。 CO2はCOに比べて分子の 安定度が高く、反応性が低 いために、CO2を原料にメタ ノールを合成するのは困難 とされてきました。
しかし三井化学は、RITE*が1990年から1999年まで 行った「化学的CO2固定化プロジェクト」に参加し、CO2 と水素からメタノールを合成する触媒の開発を続けてき ました。藤原謙二・三井化学触媒科学研究所研究主幹は、 「触媒とは、そのものは変化しないものの、原料から生成
物への反応を促すものです。RITEプロジェクトでは、銅 や亜鉛を主体に多種の金属を加えた新触媒を生みだし、 CO2と水素からメタノールを効率的に合成することに成 功しました」と解説します。
三井化学では、化学製品の原料が石油からほかの資 源にシフトすることを見越し、触媒科学の研究を進化させ ています。CO2と水素からメタノールを合成する新触媒 も、改良を続けてきました。「今回の実証試験プラントは、 RITEプロジェクトとは違う大きな壁があります」と語るの は生産技術センターの高井敏浩・プロセスユニットリー ダーです。
「RITEプロジェクトでは、純粋なCO2を使いましたが、 実証試験プラントでは実際に工場から排出されるガスが 原料となります。窒素酸化物(NOx)や硫黄酸化物(SOx) など、触媒には大敵のガスが含まれているのです」。 実証試験プラントは、年間約100t のメタノール合成
能力があります。試験では、 触媒が4,500時間の連続稼 働に耐えられるかどうかを 検証するとともに、本格的な 製造プラントに必要な設計 データを収集します。三井 化学はグループ全社で年間 514万 t のCO2を排出して いますが、これらをすべて固 定化すればCO2排出量がゼ
ロになるだけでなく、年間370万tのメタノールを生み出 すことができます。
水素調達でも
新たな革新技術に挑む
革新技術により新しいも のづくりのプロセスを生み出 す試みですが、まだ課題があ ります。最大の課題は水素 の調達です。今回の実証試 験では、工場の余剰水素を 利用していますが、化石資源 から水素を調達していては 意味がありません。 そこで三井化学では、水
素を取り出す研究として、水の光分解触媒や水の電気分 解に利用できる太陽電池の開発もあわせて行っていま す。その際、太陽光などの自然エネルギーを利用します。 実証試験の取りまとめ役である高木岳彦・生産統括部主 席部員は、「現状、余剰の水素は多くありませんが、自然 エネルギーからの水素が得られるまで省エネをさらに推 し進め、貴重な水素を地域あるいは業種を超えて無駄な く利用していく努力を進めます」といいます。
メタノールからは、エチレンやプロピレンといったオレ フィン類など、プラスチックの原料をつくることができま す。これらのプラスチックを使用後に燃焼して、熱エネル ギーとCO2を回収し、CO2からメタノールを合成すれば、 CO2を原料としたリサイクルシステムが完成します。 実証試験の期間は1年。すぐに本格的な生産に移るわ けではありません。しかし、水素調達の条件が整い、原料 として本格的に使われるときには、今回の試験をふまえて 本格生産に移ることができます。三井化学は明日を見つ めて、すぐに対応できるように準備を整えています。
*RITE:Research Institute of Innovative Technology for the Earthの略 で、財団法人地球環境産業技術研究機構のこと。
研究本部 触媒科学研究所 研究主幹
藤原 謙二
生産・技術本部 生産技術センター
プロセスユニット ユニットリーダー
高井 敏浩
生産・技術本部 生産統括部 主席部員
高木 岳彦
■ 化学的CO2固定化の概念
メタノール合成に使用される触媒
高活性触媒開発済
CO2
分絲・偀 メタノール合成 水素調達
H2O
O2
光触媒 開発中
※RITE「化学的CO2固定化プロジェクト(1990〜1999年:NEDO委託事業)」 の共同研究開発成果。
CH3OH
オレフィン類、アロマ類
▶
▶
▶
▶
▶
▶
▶
▶
▶
▶
▶
▶
▶
▶
▶
▶
▶
▶
▶
▶ ▶
▶ ▶
▶ ▶ ▶ ▶ ▶ ▶
▶ ▶ ▶
▶ ▶
▶ ▶
▶
▶
▶
▶
▶
▶
▶
▶
▶
▶
▶
▶
▶
▶
化学の不思議を体験する
「ふしぎ探検隊」
洗濯のりとホウ砂を混ぜると、むにゅむにゅのスライム ができあがり――異なる2つの物を混ぜ合わせると、まっ たく別な物ができてしまう。化学のおもしろさ、楽しさは、
こんなところにあります。三井化学では、「化学のおもしろ さをもっと知ってもらおう」という活動が、年々広がってい ます。ひとつが、小・中学生を対象とする「ふしぎ探検隊」 です。2005年にCSR室が発足すると同時にプランが表 明され、2006年から全9事業所で、呼びかけに賛同した 社員が活動を始めました。
例えば、地元の小学校や自治体で出前の実験教室を開 いたり、研究所を公開したりして、実際に「ウレタンむくむ く実験」を体験するなどの化学実験を行っています。この 活動は、2006年には10回開かれ、2007年には18回に 増えました。2008年には関係会社の事業所にも広がり、 参加してくれた子どもたちの数は2,000名を超えました。 講師役を務める社員は皆、自主参加。市原工場でリー ダー役を務める千葉壽士は、「交替勤務職場の中で、メン バーは時間をやりくりしながら実験教室の準備を進めて います。わかりやすい説明の仕方など、子どもたちに楽し んでもらえるように工夫を凝らしていますが、自分も楽し くやっています」と語ります。
東京・汐留でも、本社のある汐留シティセンターのイベ ントと連動して実験教室を開いています。イベントの実 行委員に立候補した三井化学アグロ安全環境品質保証 部の武蔵由紀子は、小学6年と4年の自分の子どもたちを 連れて参加しました。「高度な化学の技術をわかりやすく 示すことで、子どもたちに理科への興味を持ってもらいた いし、何よりも高度な技術を子どもたちの視点で実験して みせることに、私自身が楽しんでいます」。
化学は分子の組成を変えて世の中になかった、世の中 の役に立つ、まったく新しい物質をつくることができます。 物が変化して別の物になるおもしろさは、昔も今も人を魅 了してやみません。しかし理科教育の時間減少などによ り、子どもたちだけでなく世の中の化学への関心は薄れる ばかりです。化学のおもしろさ、楽しさを知ってもらうと同 時に、その最先端である触媒技術の未来を切りひらく。三 井化学は、社員が自ら運営する「化学世界への招待活動」 を展開しています。
自らの仕事につながる「ふしぎ探検隊」
息子が、ふしぎ探検隊の実験教室 に参加できる小学生になり、母親の視 点が活かせるかなと思い、実行委員に 手を挙げました。子どもたちから元気 をもらえますし、社内の知り合いが増 えたことは、大きなメリットです。「化 学者になりたい」という甥っ子は、化 学反応の不思議さに目を輝かせ、息子 は、実験が大好きになりました。母親 の仕事を知ってもらうよい機会にもな りました。基礎化学品事業本部 企画開発・ライセンス部 技術・ライセンスグループ
佐田 真朱美
夢
特 集小学校
ふしぎ探検隊
▶
▶
▶
▶
▶
▶
▶
▶
▶
▶
▶
▶
▶
▶
▶
▶
▶
▶
▶
▶ ▶
▶ ▶
▶ ▶ ▶ ▶ ▶ ▶
▶ ▶ ▶
▶ ▶
▶ ▶
▶
▶
▶
▶
▶
▶
▶
▶
▶
▶
▶
▶
▶
▶
世界最先端の
触媒科学を議論する
国際シンポジウムの開催
三井化学は、「地球環境との調和の中で、材料・物質の 革新と創出を通して高品質の製品とサービスを顧客に提 供し、もって広く社会に貢献する」ことを目指し、また「夢 のあるものづくり」を具現化するために触媒科学を重要 な基盤技術と考えています。その発展を支えることを目 的として、2003年から2年に1度、「触媒科学国際シンポ ジウム(MICS)」を自主開催しています。シンポジウムに はノーベル賞受賞者などが招へいされ、2009年3月に は「人類の発展に貢献する触媒科学」という地球環境を キーテーマとする4回目のシンポジウム(MICS2009)が 開催されました。
国や組織、分野の枠を超えた多くの研究者の交流の場 となることを目指し、2日間のシンポジウムの参加費は無 料で、東京駅から千葉県木更津市の会場まで無料の送 迎バスも運行しました。MICS2009には、国内外から約 1,600名が参加。特に、中学生や高校生を含めた学生の 参加者は300名を超え、回を重ねるごとに若い人たちに もシンポジウムが浸透してきています。次世代の科学者 たちに国際的な場を提供しようとの考えから、「国際化学 オリンピック」の日本代表候補に選ばれた高校生や、共同 研究などで関わりの深いシンガポールの大学生などを招 待し、講演の合間には、世界の先導的な科学者との対話 やサインをもらうなどの交流の機会もつくっています。 MICS2009で初めて国際化学オリンピックの候補生
の世話を務めたCSR・広報部の黛瑞季は、「候補生たちが ノーベル賞受賞者と握手ができる。それが、どんなに彼ら の気持ちを興奮させるかがわかっただけでも、すばらしい 機会だと思いました」といいます。
シンポジウムは、その運営のほとんどを社員自らが担っ ています。シンポジウムの実行委員である御園祐美・研究 統括部主席研究員は、「シンポジウムの準備は1年ほど前 から始め、プログラムづくりなどで深い議論を重ねること は、私自身にもすばらしい学びと経験になっています。世 界の最先端の科学者に講演していただけるだけでなく、大 勢の参加者にお越しいただけることは、三井化学社員とし て非常に誇りに思います」と語っています。
「化学」のすばらしさを、子どもたちから最先端の科学 者まで。三井化学は、「化学の夢」をつなぎます。
化学の道に進むきっかけとなったMICS
2003年の第1回MICSの野依教授 の講演を聴き、化学の最前線を目の当 たりにしたことが、私を化学の道に進 ませてくれました。三井化学の皆様に は、世界を牽引するサイエンス・テクノ ロジーのいっそうの発展はもちろんの こと、化学・科学のフィールドへ若い エネルギーが向かうきっかけを提供し 続けてくれることを大いに期待してい ます。名古屋大学理学研究科 物質理学専攻(化学系) 量子化学グループ M1
原 裕訓
さん中学校
高校
大学院
大学
高専
ふしぎ探検隊
インターンシップ
インターンシップ
インターンシップ
MICS
MICS
「安全はすべてに優先する」
工場運営方針のもとに
市原工場では、事業内容や安全・環境への取り組みを 地元の皆様にご紹介し、率直な意見交換を行うことで相 互理解を深めることを目的として、2007年より「地域意 見交換会」を行っています。
2008年7月の第2回「地域意見交換会」には、地元町 会長8名にご参加いただきました。
意見交換会に先立ち、市原工場は「安全はすべてに優 先する」という工場運営方針のもとで、安全の確保・環境 の改善に積極的に取り組み、地域の皆様から信頼される 工場を目指していることを、工場概要のビデオなどを使い ながら説明、紹介しました。
特に保安防災対策では、KY(危険予知)活動の強化や、 技術研修センターでの体験教育などを通じ、社員だけで なく協力会社も含めて、保安防災に関する意識の向上に 取り組んでいます。また、地震の横揺れによる火災の発生 を防ぐため、2万キロリットルのナフサタンク3基をドーム 型の固定屋根式のタンクに替え、内部を窒素で不燃状態 にするなど、設備における防災対策も進めています。 三井化学グループは、開かれた事業所を目指して、
地域社会との積極的なコミュニケーションの一環として、毎年、各工場で意見交換会を開催しています。 2008年7月には千葉県の市原工場において、地域意見交換会を開催しました。
地域意見交換会 開催概要
【開催日時】
2008年7月7日(月) 10時〜13時
【場所】
三井化学 市原工場
【出席者】
三井化学側: 竹本工場長ほか8名 地域代表者: 各町会長8名
松本 定次氏 (青柳台)
古川 謙次氏 (富士見第1)
中島 敬夫氏 (三ケ郷)
小倉 純氏 (北青柳)
中村 泰範氏 (富士見第2)
潤間 昭夫氏 (宿) 山下 茂孝氏
(西青柳)
廣澤 春夫氏 (富士見第3)
地域に開かれた工場を目指して
ステークホルダー・ダイアログ
工場見学
市原工場のメインプラントであるエチレンプラントの計 器室にて、コンピューター制御による各種計器や、地震 計、ガス検知器の設置状況について説明するとともに、煙 突の運転管理などをご覧いただきました。また、最新の合 成ゴム製造プラントである3EPTプラントの製品倉庫など も見学していただきました。当日はあいにくの雨模様で、 海岸に面した総合排水口には海上を漂流してきたごみが 溜まっていましたが、海上におけるごみの回収も定期的 に実施していることを説明、
実際の現場をご覧いただくこ とで、市原工場の安全・環境 への取り組み状況をご理解 いただきました。
意見交換会
工場内の見学後は、参加された皆様から率直なご意見 やご質問が出され、有意義な意見交換が実施されました。
▶
市原工場で生産している製品について
地域代表者:私たちは近くに住んでいるものの、工場で生
産されている製品が自分たちの身近にあるというのが今 までわからなくて…。ペットボトルの原料は三井化学がつ くっているんだという話は以前にも聞いたことがありまし たが、今回見学させていただいて、三井化学の製品が最 終製品となって、身近に数多くあることが理解できました。
工場担当者:実際に工場の中を見ていただかないと、外か
らはわかりにくいですね。天然のもの、あるいは鉄、ガラ ス以外は大体化学製品で、例えば皆さんがお召しになっ ているワイシャツなどは、2つの原料を合わせてそういう 繊維になるんです。ひとつは
この市原工場でエチレングリ コールという液体をつくって います。岩国大竹工場では、 もうひとつの原料をつくって
います。そのほかの工場では、例えばメガネのレンズなど もつくっています。
▶
CSR活動について
地域代表者:「CSR」というのは何なのですか。
工場担当者:CSRとは、一般的には「企業の社会的責任」 と訳されています。三井化学では、本業を通じた取り組 みを進めていますが、地域の方々、お客様など、三井化学 と関係のあるステークホルダーの方々とよりよいコミュニ ケーションを果たしていくことが重要であると考えていま す。市原工場でも実施している子ども向け化学実験の「ふ しぎ探検隊」や、地震などの
被災地にウレタンマットレス などの必要品を送る「災害 支援隊」といった活動も行っ ています。
▶
災害時の防災体制について
地域代表者:「緊急地震速報の一斉放送システム」を導入
しているそうですが、現実的には数秒の間で何ができる のか非常に難しいと思うのですが…。
工場担当者:地震の際に最も重要なのは、安全を優先して
停止することだと考えています。また工場内には、自衛防 災体制を整えており、24時間体制で災害時に備えていま す。工場外でも、市原市消防局や海上保安部との防災体 制のほかに、近隣事業所との間において共同防災組織を 設け、定期的な訓練や話し合いを進めています。
地域代表者:各プラントの基礎、パイル(杭)工事などは岩 盤にまで打ち込まれていますか。
工場担当者:基本的にはそうしています。見学していた だいた3EPTの工場のパイルなどは、一番深いところで 40m、全部で約1,600本のパイルを打ち込んでいるので、 少なくとも300ガルまでの地震であれば問題ないと考え ています。ただ道路などは、そこまでの基礎工事をしてい ないため、液状化現象などが発生する可能性はあります が、プラントやタンクには直接の被害はないと考えます。
市原工場では2007年に引き続き地元町会長の皆様と第2回目の地域意見交換会を行いました。意見交 換では、事故災害や地震などに関する多くのご質問をいただきましたが、「工場がいかに安全に配慮し、環 境保全に力を入れているかよく理解できた」「工場でつくっている製品が最終製品となって、身近に数多く あることを知ることができてよかった」とのお声もいただきました。また、第1回目の地域意見交換会でご要 望のあった事故災害発生時における町会長の方々との情報連絡網整備への対応についても、地域として 安心できる体制が整ったとの評価をいただくことができました。今後も、地域の方々との率直な意見交換
を継続することにより、よりいっそうの相互理解を深めてまいりたいと思います。 市原工場 安全・環境部長
鎌田 和祥
お客様とともに
製品の品質保証
三井化学ではお客様の満足を追求し、また内部牽制機能を強化するために、 本社に品質保証部を置き、工場に品質保証組織を設けて、営業、開発、製造の 各部門から独立して品質保証活動を行っています。
また2007年度に法令遵守を取り入れた新しい品質教育プログラムを作成 し、2008年度は国内外の当社グループ関係会社25社(32事業所)に対して 教育を行いました。
お客様からの苦情への取り組み
品質保証部が中心となり、本社と工場において関係部署との協力体制をし き、苦情処理の迅速化、真因の把握、対策の当社グループ内への水平展開を 行うことにより、再発防止および未然防止に努めています。
2008年度には、クレーム・コンプレイン発生率管理の手法を関係会社に拡大 しました。これによって、2009年度から関係会社においても当社と同一の管理方 式でクレーム・コンプレインの傾向管理、品質トラブルの削減を進めていきます。
化学品・製品の安全性の確保
当社では、欧州の化学物質規制(REACH*)に適応するため、2008年度に
は対象製品の予備登録を完了し、2010年より始まる本登録に向けて、社内外 で横断的な作業を行っています。
また、製品の安全性情報データベースを整備するとともに、法適合の一斉再 点検を実施する予定です。これにより、製品のライフサイクルを通した化学品 安全管理の組織的な対応力の強化を進めていきます。
2008年度の実績と評価 2009年度の課題
2008年度の目標
○ 品質に関わる重大法令・ルール 違反の発生なし
○資機材・間接材取引先724社へ アンケート実施
○株主総会での製品・パネル展示、 役員による補足説明を実施
○ 2008/10/15 「レーン教授先端 材料シンポジウム」開催(参加者 200名)
○ 育児・介護従事者の転勤希望申 請、退職後復帰登録プログラム 導入、育児・介護休業制度の取得 要件拡大、育児・介護従事者を対 象とする在宅勤務制度導入、会 社託児所を設置
※自己評価基準の参照:P2 冊子について
● 製品含有化学物質調査に関わる 顧客対応の強化
● 資機材・間接材取引先へ回答結 果をフィードバック
● 株主総会での製品・パネル展示、 役員による補足説明を継続 ● 国内外の研究機関への研究員派
遣・共同研究の推進
● 育児・介護支援制度および各種 プログラムに対する社員の理解 度向上
● 品質に関わる重大法令・ルール 違反ゼロ
● 資機材・間接材取引先へCSR調 達に関する実態調査を実施 ● 株主総会での製品・パネル展示、
役員による補足説明を継続 ● 「レーン教授先端材料シンポジウ
ム」の開催
● 厚生労働省の「仕事と生活の調 和推進プロジェクト」のモデル企 業として、仕事と生活の調和に関 する取り組みを推進
ステークホルダーとともに
三井化学グループは、社会と企業との持続的発展を目指して、
様々なステークホルダーとの関わりを念頭に事業活動を展開しています。
新
化
学
物
質
規
制︵
R
E
A
C
H
な
ど
︶
原料調達先
お客様
購買
開発
製造
販売
サ
プ
ラ
イ
チ
ェ
ー
ン
全
体
を
通
し
た
確
実
な
化
学
物
質
管
理
全
社
一
元
管
理
で
き
る
製
品
情
報
管
理
シ
ス
テ
ム
■
化学品の安全に関わる 三井化学の取り組み* REACH:Registration, Evaluation, Authorization and Restriction of Chemicals の略。
社会とのかかわり
取引先とともに
当社グループは、「全てのお取引先は三井化学グループにとっての良きパー トナー」であるとの認識のもと、CSR推進に即した購買活動にご協力いただく ため、2006年4月に「三井化学グループ購買方針」を制定しました。
2008年度は、原材料取引先を対象に2007年度までに行った「CSR調達に 関するアンケート」の結果をフィードバックしました(725社)。また、資機材・間 接材取引先へのアンケートを実施し(724社)、購買部での対象先アンケートは 一巡しました。アンケート結果については、2009年9月までに取引先へフィー ドバックします。
そのほか、2008年10月から事務用品・OA機器のグリーン購入を全社で開 始しました。
株主とともに
当社は株主総会を、株主の皆様と経営者との率直な対話の機会として位置 付けています。そこで、当社への理解をいっそう深めていただけるよう、株主の 皆様からのご質問には率直かつわかりやすくお答えするよう努めています。 2009年6月24日に開催した株主総会で
は、会場ロビーに説明者を配置し、当社グ ループの製品やCSR活動に関する展示・説明 を行いました。総会終了後には、同ロビーで の説明に当社役員も参加し、株主の皆様との 対話を深めました。
地域社会とともに
2008年12月、シンガポール地区の当社グ ループ会社3社のCSRサポーターをはじめ、 19名が現地の子ども養護施設を訪問しまし た。子どもたちと一緒にスライムをつくり、ヨー ヨー釣りなどのゲームを楽しんだあと、社員 が持ち寄ったクリスマスプレゼントを贈り、ク リスマスキャロルをみんなで歌いました。
>> お客様とともに >> 取引先とともに >> 株主とともに >> 地域社会とともに CSR(環境・社会)報告▶社会とのかかわり
関連情報
2009 Webサイト
Staff Comment
今回子ども養護施設を訪問し、子ど もたちの笑顔に接することができたこ とを大変うれしく思っています。私たち は、社員から寄付された贈り物を子ど もたちにプレゼントしましたが、みんな 本当に喜んでいました。
Mitsui Chemicals Asia Paciic社 Serene Tan
(左)
Law Lee Chai (右)
株主総会会場ロビーでの製品展示
スライムづくり実験
■
三井化学グループ購買方針 三井化学グループの購買部門は、グループの企 業価値向上に寄与する購買活動を実践する上 で、全てのお取引先は三井化学グループにとって の良きパートナーであり、お互いの企業活動の持 続的発展を目指して、公正・誠実な取引を行なう ことを心がけ、以下の購買方針に基づき購買活 動を行ないます。1.法の遵守
購買活動の実行にあたり、法令・社会規範を遵守 します。
2.機会の均等と透明性の確保 国内外のお取引先に広く門戸を開放し、対等な 立場で公明正大な取引の機会を提供します。 3.地球環境との調和
地球環境への負荷がより少ない商品・原材料の 購買に努めます。
4.CSRの見地からの取引先選定 より良いパートナーシップの構築を目指し、以下 の各条件を満たしている企業を優先的に選定致 します。
❶ 法令及び社会規範を遵守していること。
❷ 人権を尊重し、労働環境に対する配慮を重視 していること。
❸ 環境の保全と安全の確保のための活動に取り 組んでいること。
❹ 経営状態が健全であること。
❺ 品質・価格・納期等が適正水準であり、その維 持・向上に努めていること。